雷雨のち虹

今朝は大荒れのお天気でした。未明から地響きがするようなすごい雷と大雨で目が覚めました。でもお弁当を用意している時とがピークで、家を出る時には小雨・遠雷になっていて、南の空に大きな虹がかかっていました。

写真ではわかりにくいのですが、虹の外側にうっすらともう一つ虹があります。二重の虹って初めて。駅に着いたころはどこを見回しても虹のかけらもありませんでしたが。


最近昭和に活躍された人たちの訃報が相次いでいます。永六輔さん、大橋巨泉さん、元横綱千代の富士の九重親方、そしてピアニストの中村紘子さん。中村紘子さんは私達の学生時代から、世界を舞台にご活躍されていて、それでいて気取らないチャーミングな才色兼備、女性から見ても憧れる存在でしたね。ご主人で芥川賞作家の庄司薫さんの作品が好きで、高校時代には夢中で読んでいました。『僕が猫語を話せるわけ』というエッセイがあり、とても綺麗なピアニストにピアノを習っていて、彼女が飼っていた猫を、演奏旅行中に預かるようになり、いつの間にか飼い主さんも引っ越してきた、という内容のエピソードが書いてありましたっけ。猫もとてもノーブルな、それでいて巨大なシャム猫で、喫茶店までリードをつけて散歩をするんだけど、車が通ると怯えて肩に飛び乗ってしがみつく。後年、我が家でも巨大なビルマ猫を飼い(飼っていた猫が大食漢で太り)、しがみつかれた痛みでこのエッセイを実感したこともあったな、なんて思い出しました。若いころに活躍されていた人の訃報に接すると、自分の残り時間のことなど、考えてしまいます。昭和も遠くなったのでしょうか。

猫のひるね~きまぐれ日記~

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