江戸お寺巡り 五色不動その2~護国寺
8月11日は今年から「山の日」祝日になりました。
先月末の江戸五色不動詣りで唯一残してしまった目黄不動へ行きました。JR総武線平井駅から商店街・住宅地を抜け、小松川高校の近くまで徒歩15分で『最勝寺』。元々本所にあった天台宗のお寺で大正時代に移転したそうで、近隣には他にもお寺が軒を連ねています。道路からすぐの山門を入って目につくのは沢山の蓮です。花は盛りを過ぎているのか、数輪しか咲いていませんでしたが蜂の巣のような実(?)がいくつもついています。蓮の大きな葉を前景に枝ぶりの見事な松の向うの本堂は堂々としていました。
もうひとつの目黄不動『永久寺』は、日比谷線の三ノ輪駅すぐ近くでしたが、お寺の外見はしていなくて普通の建物。今まではお堂にお参りして境内を散策して、社務所と思われるところを訪ない、ご朱印をいただいていたのですが、何となく気後れしてしまって、ドアを開けるのをためらってしまいました。入り難い雰囲気のように感じて、結局ご朱印は断念。まあ、目黄不動は平井で済ませたからいいか。で、五色不動は完了。
昼食をとり、気を取り直し歩いて数分の三ノ輪橋駅から都電に乗ります。鬼子母神駅から参道を歩いて5分、雑司ヶ谷の鬼子母神堂『法明寺』です。安産・子安の鬼子母神を祀る日蓮宗のお寺です。鬼子母神にちなんだ柘榴の絵馬が鮮やかです。欄間の飾り彫りや金具も柘榴を意匠にしていました。
そこから小さなおしゃれな雑貨屋さんやカフェが点在する、商店街とも住宅街ともつかない小路を歩くこと20分、真言宗豊山派大本山『護国寺』です。五代将軍徳川綱吉の建立、秘仏如意輪観音がご本尊。本堂は元禄時代のままの立派な佇まいで、天井絵は中央に龍、その左右には天女が描かれ、古い奉納絵馬が掲げられていました。流石に将軍様の建てたお寺で東京山手線内にありながら、広い境内では骨董市なども開かれるようです。背景の高層ビルと境内の多宝塔のコントラストが面白い。
境内には音羽富士。江戸時代には富士山信仰が盛んでしたがお金も休暇もない庶民はなかなか富士登山というわけにはいきません。そこでご府内の大きな寺に「何々富士」という、足弱の女子供でも登れる小高い丘のようなものが築かれ、それに登ると富士登山と同様のご利益があるとされていました。その名残なのでしょう。勿論、ごつごつした岩場に足を取られながらも頂上まで上がってみました。写真ではっきり見えませんが「御頂上 大石」と刻んであります。数分で富士山踏破です!(^^)!
先日、暑中見舞いを出したところ、複数の方たちからお返事いただきました。即日メールで返信してくれた方、旅先から絵葉書くださった方、原稿用紙4枚の手紙を送ってくれた方など、皆さん、ありがとうございました。ブログも見てくれているようで、張り合いがあります。たまにしか更新しませんが・・・まあ、「きまぐれ」ですから。
昨日からお盆休み。昨日は仏壇の清掃・盆棚の飾付・回り灯篭の組立で、夕方に提灯を携えて仏様をお迎えに行きました。今朝は4時に起きてまだ暗い中を家族3人(弟も昨夜帰ってきました)で墓参りです。帰り道はもう明るくなっていましたが、今年は風が涼やかで、お盆のお参りもお掃除も楽でした。朝・昼・晩と決まったものをお供えしなくてはならず、その合間を縫って、今日は午後から母の実家まわりの墓参りの予定です。皆さんはゆっくり夏休みを楽しんでいますか?
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