ぐるっとパス第二弾
昨日は三井記念美術館へ行きました。『北大路魯山人の美 食の天才』でした。多才な魯山人の作品が展示されています。陶芸や書・画に堪能であることは浅学な私でも承知していましたが、漆器や行燈・灯篭まで手がけていたとは知りませんでした。
漆器では「一閑塗日月椀」金箔の円の太陽と、銀箔の月を交互に配した椀物はすごく新鮮でした。
陶器は織部が好きです。トップに据えられるだけのことはあると思った「青織部籠型花器」の美しい色合い、「織部風誰ヶ袖向付」の緑の配分の美しさに、足を止めて見入りました。繊細さというよりも、すこしぽってりした印象の、いかにも料理をひきたてるであろうと思わせる作品で、この器にはどんな料理が合うだろうかと考えるのも楽しかったです。
そして三井記念美術館の素敵だったこと。特に第一展示室は重厚で、VIPになったような気分にさせてくれました。ぐるっとパスのおかげで初めて足を踏み入れましたが、とても落ち着いた素敵な空間でした。
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