東京散歩 2016年5月7日

昨日は『たばこと塩の博物館』に行きました。企画展「根付と提げ物~精密工芸の華」が目当てです。

以前、小さな根付専門の美術館(どこだったかは忘れた)に入ったことがあり、根付には興味があります。

江戸時代に流行した根付。ポケットのない着物で外出する時は、印籠や煙草入れを帯にぶら提げて持ち運びました。その際に落ちないように帯に紐や鎖で結び付ける留め具を根付といいます。材質は象牙や動物の骨や木で、やたら細かく細工されているものやからくり仕立てになっているものなど、沢山の根付が展示されていました。
根付だけのものが多いのですが、印籠や煙草入れ+緒締(ガラスや珊瑚などの玉状のもの)+下げ紐+根付とセットになっているものが面白かった。本体の煙草入れの意匠に合わせた根付の細工だったり、裕福な商人の贅沢品だったのでしょうか。
高円宮殿下のコレクションも一部公開されていました。

ひとつひとつ、じっくり観て回っていたら閉館時間に近くなってしまって、常設展示は駆け足。煙草の歴史や、懐かしい煙草のパッケージなども展示してあって、時間のないのが残念でした。今は煙草のCMも制限されるほど喫煙のイメージが悪くなっていますが、東京オリンピックや大阪万博では、記念パッケージの煙草が販売されたんですね。年配の喫煙者の方には懐かしいのではないかと思いましたが、以外に若い人たちが熱心に見学していました。


今回は都営浅草線押上駅から、スカイツリーを間近に見ながら15分ほど歩くコースで行き、帰りはスカイツリーを背にJR錦糸町駅まで約20分。この日は1万1千歩でした。


大学時代の恩師から葉書を頂戴しました。4月に「きまぐれ通信」ペーパー版をお送りしたので、その感想などを書き添えていただきました。過分なおほめの言葉にもですが、ご体調がすぐれない中、丁寧に返信くださったことに恐縮しています。

猫のひるね~きまぐれ日記~

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