初夏の鎌倉③ 文学館~長谷寺~御霊神社
由比ヶ浜で降りた目的は『鎌倉文学館』駅から数分、敷地内に入るとうっそうと草木が茂っています。切りとおしを石で組み上げたようなトンネルを抜けると洋館が見えてきます。若くして亡くなった大学時代の友人と鎌倉散策した折に、雨の中立ち寄ったことを思い出しました。あの頃と全然変わっていない気がします。
ここはバラ園も有名です。真紅の薔薇や、花弁が幾層にも重なる八重咲きの薔薇もきれいですが、私はどこか儚げな薄い色の一重のバラが好きです。
勿論紫陽花も、そしてカサブランカも咲いています。バラ園から少し外れた片隅なので、あまり見る人もなくちょっとさびしげだったかも。その足元には、クリスマスローズが沢山ありましたが、残念ながら花はすべて終わっていて、葉のみ観賞してきました。
文学館を出て長谷へ。『長谷寺(浄土宗海光山慈照院)』本堂(観音堂)の金無垢の長谷観音は大きな大きな仏像です。観音様があまりに有名ですが、他にも経堂、稲荷神社など沢山のお堂が点在する大きなお寺です。ここもまた、花の寺として名高いお寺でもあります。
長谷寺で命名したという紫陽花。ちょっとくすんだような色合いのブルーでした。葉の色がグラデーションのようになっています。
ガクアジサイですが、装飾花の部分、白いふちどりに鮮やかな青紫。沢山の種類がある長谷寺の紫陽花では私は一押しです。もっともっとたくさんの種類があり、「紫陽花の小路」にはあふれるように紫陽花が植えてあるのですが、何しろこの時期、「紫陽花の小路」は1時間待ちでしたので、並ぶのが苦手な私はここも根性なくパスです。
紫陽花だけではありません。気の早い桔梗、今にもポンっと花開きそうでしょう?満開の時期より、このように季節の先取りみたいなことにめぐり合うと、得したような気がします。
これは山野草の一種だと思いますが、調べてみたんですが何だかわかりませんでした。沢山蕾をつけた中に、ひとつだけ星のような形の白い小さな花が咲いています。
花でお腹いっぱいになるほどの長谷寺を出て、最後は『御霊神社』平安後期の創建と伝えられる古い神社です。狛犬も角がする減っているようです。石上社、稲荷社などの末社も充実しています。
そしてひそかな紫陽花の名所です。濃いピンクの紫陽花がきれいでした。鳥居の手前に江ノ電の踏切があるのですが、紫陽花を背景に江ノ電の写真を撮るひとたちが沢山いて、交通整理が出ているほど。挑戦しようかな、とも考えましたが、私の腕とスマホでは無理と判断、即座に撤収しましたが。
平日なのに予想以上に混んでいた鎌倉。でも、朝方の雨も止んで雨上がりという、紫陽花を観賞するには最高の状況。た~くさん歩きました、2,700歩!帰りの横須賀線は爆睡(^^ゞ
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