東京神社仏閣巡り~浅草周辺
先週の土曜日、残暑厳しい中、浅草周辺の神社仏閣巡りをしました。
東京メトロ三ノ輪から徒歩10分位に『千束稲荷神社』があります。倉稲魂命、つまりお稲荷さんを祀る神社で、狛犬(眷属)は当然狐です。
樋口一葉の『たけくらべ』にも出てくる神社で、境内には一葉の文学碑もありました。ここいら辺は江戸時代は吉原に近くお茶屋町だったところですが、今でも下町情緒豊かな感じがします。
国際通りを浅草方面に10分ほど歩くと『鷲神社』11月の酉の市で有名な神社です。天日鷲命と日本武尊が御祭神。酉の市では熊手がいっぱい並んでものすごい人混みになります。いただいたご朱印にも熊手が押印されていました。普段の時に行ってみると思ったより境内は広くありません。が、鳥居も極彩色で社殿からは常に神楽のテープが流れ、浅草の街にぴったりの派手で賑やかな社です。
お賽銭箱の上には大きなおかめの顔が鎮座しています。なでおかめというのだそうで、おでこやほほはツルツルになっています。
次に行ったのが隅田川に近い『今戸神社』です。應神天皇をお祀りした神社で、今戸焼招き猫の発祥の地で、社殿には大きな招き猫が2体、出迎えてくれます。
境内にも猫の置物がいっぱい。
縁結びの神様としても有名らしく、若い女性たちやカップルが絵馬を奉納していました。宮司さんの奥さんでしょうか、窓口のおばさんがとっても売込み上手でした。またここは沖田総司の終焉の地でもあったようです。
今戸神社からすぐのところにある『待乳山聖天』は、大根がシンボル。本堂にはた~くさんの立派な大根が奉納されています。本堂の格天井は真ん中に龍、左右に天女が描かれ、欄間や柱なども立派な装飾が施されています。熱心な信者の方が、独特の祈りを捧げていました。境内にある水盤やお賽銭箱などの意匠も、巾着と大根です。
『浅草神社』は5月の三社祭で有名な神社ですが、広大な『浅草寺』の片隅にちんまりと鎮座。でも大きな岩の上にどっしりとした狛犬が守る、とても清々しい雰囲気の神社で、お参りした時にはちょうど神前結婚式の最中でした。
『浅草寺』は相変わらず観光客で賑わっています。ですからご朱印を書いて下さる方も何人もが机に向かい、覚悟していた割にはあっさりとご朱印をいただくことができました。
暑かったけれど、沢山歩いても飽きない街です。江戸文化を満喫しました。
0コメント