パワースポット東国三社

利根川を挟んで茨城県南部~千葉県北部の東国三社といわれるパワースポットをたずねました。

まず潮来インターを降りて『鹿島神宮』の御祭神は武甕槌命。


朱色の楼門をくぐって左手に鳥居。その奥に茅葺き屋根の平屋、横に長く広がった拝殿があります。きらびやかではありませんが、白木の美しい、スッキリ広々している拝殿です。普通、楼門を抜けた正面が拝殿・本殿なのですが、ここは左手にあります。正面には、奥宮に向かう奥参道が伸びています。その中ほど、神鹿園の前に、国家の歌詞になっている「さざれ石」が、しめ縄に飾られています。

奥宮は小さいながらも古色蒼然とした、凛々しいお宮でした。地震を鎮めるために大鯰の頭を押さえたという「要石」、こんこんと清水の湧く「御手洗池」などの史跡と、熱田社・大黒社など数々の摂社・末社が点在する、広大な社でした。広々として、高々と樹木がそびえる参道を歩くと、清々しい気持ちになります。


続いてたずねた『息栖神社』は鹿島神宮から車で25分位。御祭神は天鳥舟という神様。鹿島神宮の摂社という立ち位置で、規模も鹿島・香取に比較すると小さく(それでも土地の氏神様としては大きな境内だと思います)、参拝者も少なく、地味な感じですが、その分落ち着いてお参りができる雰囲気です。

利根川のほとり、一の鳥居の両側には、小さな鳥居が立つ忍潮井(おしおい)という四角い井戸が2つあって、それぞれ男瓶、女瓶と呼ばれ御神体となっています。

利根川を渡って千葉県へ入って『香取神宮』。御祭神は経津主命です。大鳥居・総門・楼門と参道が続き、高々と壮麗な楼門は朱色も鮮やかです。その正面、拝殿と続く本殿は、柱・扉・板壁が黒を基調に、檜皮葺の屋根との間、金・緑・朱と極彩色の彫刻をほどこした長押が絶妙のアクセントになっていて、見飽きないほど美しい建物です。

香取神宮から戻る途中にあるので、『成田山新勝寺』にも立ち寄りました。平日だったせいかいつもの混雑はなく、内陣に上がってお参りすることができました。何度も参詣に来ていますが、初めて「出世稲荷」にお参りしました。本堂や成田山公園には何度も足を運んでいますが、広い境内には他にもお堂が色々あるようで、御朱印も各お堂でいただけるようです。今度、じっくり見て回ろうかと思案中です。

季節柄、どの神社も菊花展が開催されていて、朱色の楼門や鳥居を作品が見事に飾られ、一層の彩りと華やかな香りを添えていました。
わが家の庭でも、母が丹精した菊が花盛りを迎え、仏壇にもあふれるほどの菊花が供えられています。まだしばらく仏花は庭で調達できそうです。

猫のひるね~きまぐれ日記~

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