世界遺産「富岡製糸場」~妙義山

先週の誕生日、3年前に世界遺産になった群馬の富岡製糸場に行きました。

門前の、丸いポストが懐かしいレトロな感じ。街自体もレトロな情感でした。ボランティアガイドの方の説明を聞きながら回ります。

国宝となっている東置繭所の入口。建物は木で骨組みを造り壁はレンガを用いた木骨レンガ造りで、明治5年の建築。レンガ積みにはまだセメントはなかったので、漆喰を使ったそうです。でも東日本大震災でもびくともしなかったといいますから、当時の日本の職人さんの技術は素晴らしいものだったのでしょう。

二階の部分が乾燥させた繭を保管する場所。天井が高く窓がたくさんあって、湿気を防ぐ工夫がされています。
お天気は良かったのですが、上州名物の空っ風が強く、体感温度がどんどん下がっていくような寒さでした。

続いて車で10分程の一之宮貫前神社。ご祭神は経津主神です。参道の階段を登って総門をくぐると、社殿へは階段を降りて行く「下り参道」という珍しい造りになっています。これは総門から拝殿を見下ろしたところ。

本殿は二階建てで、黒漆塗りに極彩色の文様が美しい。平成の大修理を終えたばかりだそうで、ひときわ鮮やかでした。

末社も多く、月読神社や日枝神社、伊勢神宮などが点在しています。これは日枝神社で、後方の黒い屋根が伊勢神宮です。

続いて妙義山の山麓にある妙義神社。ご祭神は日本武尊、豊受大神などです。山岳信仰というのでしょうか、山を臨んだ広大な神社です。

総門をくぐり、階段を少しのぼると大きな銅鳥居。足元の彫刻がかわいい。ここから真っすぐ伸びる石段が待っています。

息を切らして急な165段を登り終えると、これまた美しい本殿が迎えてくれます。紅葉を背景に、黒漆と金箔が見事です。

難問の鳥居越しに、紅葉に染まった山と富岡の市街地が美しく映えていました。

とてもいいお天気だったのに、妙義山近くでは雨がぱらついたり、日蔭は空っ風が身にしみたり。北関東の気候は厳しいな、と思いました。


猫のひるね~きまぐれ日記~

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