東京散歩ー山手線⑩ 目黒~恵比寿
先週は時々晴れ間もあったものの、梅雨時らしく毎日ぐずついたお天気でした。
土曜日も午前中はなんとか曇り空だったので、山手線散歩を決行したのですが、お昼を食べて出てきたら既に雨粒が落ち始め、午後半ばには本降りになってしまいました。
スタートは目黒駅。権之助坂を下り、目黒通りをひたすら西へ。前回お参りした大鳥神社を左手にすぎます。
この通り沿いには、お洒落な家具屋さん、アンティークショップ、骨董品屋さんが点々と店を構えています。いかにも「商店」という感じではなく、通りに溶け込むようにさりげなく営んでいる感じがみえます。
目黒通りから油面地蔵通りの細い商店街を抜けていきます。この辺り、ちょっと奥には大きなお屋敷も垣間見えます。路地を進んでいくと、今回目指した「祐天寺」の裏手に出ます。
立派な仁王門です。銅張りの屋根の下、阿吽の二体がしっかり守っています。
本堂と奥の新しい建物は仏舎利殿です。都会の中にあるとは思えない、静かな広々としたお寺です。このほかにも鐘楼や阿弥陀堂、五社稲荷などが境内にはあります。
本堂前のお賽銭箱。江戸の火消し纏いの意匠が張り付いていて面白い。
地蔵堂門の天井にも、纏いを図案化した彫刻がほどこしてありました。
悪霊退散を念じて造られたという累(かさね)塚。歌舞伎の題材にも取り上げられていることから、歌舞伎関係者の参拝が多いそうです。
写真を撮るのも傘が邪魔で苦心するほど雨が降ってきておしまったので、ここだけで切り上げて帰路へ。駒沢通りへ出て、真っすぐ恵比寿駅を目指します。途中、バスに乗ろうかと思ったのですが、バスが来るのは10分以上あり屋根のないバス停で待つのも濡れるだけなので、ひたすら歩くことにしました。ランチやお茶に入りたいようなお洒落なカフェがいくつもありましたが、それを横目に。恵比寿駅に着いた時はほっとしました。
そしてこの日はまだ予定が。ネイルの予約をしていました。白とグレーのベースに水彩風たらしこみの紫陽花をアートしてもらい、夏らしい涼しげな仕上がりになりました。
今日はさくらんぼも届き、夏が近づいている感じです。
0コメント