出雲と大和
仕事と家事に追われる毎日でなかなか自分の時間がとれません。本を読んだりと自由に使える時間は、通勤電車の中と夕食後の2時間程度。そんな状態ですが、決算作業も目処がついた今日、午前中は休日出勤しましたが、午後から東京国立博物館で開催中の『出雲と大和』展を見に行きました。
日本書紀編纂から1300年という記念の年に、国譲り神話の大国主命の祀られている出雲大社を中心とした祭祀の世界の出雲と、天皇が君臨する政治の世界の大和を対比させた企画です。
入っていきなり正面に、出雲大社の柱の名残が展示されています。太い木を三本組み合われて一本の柱とし、それを9本立てた上に神殿というのですから、高さも大きさもけた外れたっだのでしょう。
出雲へは是非行ってみたいと思っているのですが、古墳から出土した大量の銅矛・銅鐸などは高い技術を伺わせて圧巻でした。古墳時代の埴輪、弥生時代の土器など、神社以外の見所も多い地なのですね。卑弥呼に贈られたと言われる三角縁神獣鏡が島根県で発掘されたというのも初耳でした。
こちらはほ法隆寺壁画の修復模型です。このように修復模型は一部写真撮影可でした。
大和は何度も足を運んだところ。石上神社の七支刀が展示されていて、興味はあったものの現物を見るのは初めてで興奮しました。仏像も好きなので、唐招提寺の四天王像はやはり素晴らしいと思いました。仏像はやはり大和が洗練されています。
知らないことも多く、藤の木古墳から出土したきらびやかな馬具などは、古墳時代のものがこんなに見事に残っているのかとびっくりしました。休日でやはり混んではいましたが、充実した時間を過ごすことができました。出雲も大和も、行ってみたくなりました。
博物館敷地内の庭では、紅梅が青空に映えて咲いていました。
上野公園では、「酒屋角打ちフェス」というのが開かれていて、大勢の人で賑わっていました。各地の地酒やビール・ワインなどが飲めるようでしたが、今日はひとりなのでスルーして急ぎ足で帰宅しました。
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