文字って面白い!
昨日は「ぐるっとパス」で池袋サンシャインシティ内の古代オリエント博物館に行きました。企画展『世界の文字の物語ーユーラシア文字のかたちー』です。
文明と共に古代エジプトと古代メソポタミアで生まれた文字の変遷を学びました。
メソポタミアでは有機質の材料が乏しかったために文字は粘土板に刻まれることで楔形文字が発生、帳簿なども粘土板だったというのが面白く、腐ったりしないので残っているものが多いというのもうなずけました。
エジプトの象形文字は、碑文などとして刻む「ヒエログリフ(聖刻文字)」、インクでパピルスや羊皮紙などに書く、より実用的な「ヒエラティック(神官文字)」、それを簡素化した線状で記される「デモティック(民衆文字)」に分けられるそうです。
アラビア文字(コーラン)、ラテン文字(聖書)、サンスクリット文字(仏教)などは宗教の教えを書くことで広まり、今に至るまで使用されています。
ロゼッタストーンに刻まれたヒエログリフ、ヘブライ文字の死海文書、復活を祈念したエジプトの死者の書、そして日本の仮名文字文学、歴史に寄り添った文字に魅了されました。
ミュージアムショップの片隅に、スタンプ台があって、古代文字のゴム印を押せるようになっています。受付の時に3枚の用紙をもらい、自分の名前を古代文字で書く(押す)ことができました。
こちらはヒッタイト象形文字でおした私の名前です。
これも私の名前。右が楔形文字(一番上の一文字は「女」という意味)、左がエジプト象形文字のヒエログリフ(こちらは一番下の文字が「女」です)。面白いですよね。パウチッコして栞に使いたいなあ。
当初の予定では、もうひとつ別のミュージアムを、と思っていたのですが、夕方地元でネイルの予約を入れていて終了時間が決まっていたのに、ちょっと道に迷ってしまったのと、ここが予想以上に興味深くて時間がたつのを忘れてしまったのとで、結局ここだけになってしまいました。でも見ごたえ十分でした。
昨年の「ぐるっとパス」でも思ったのですが、東京には本当にいろんな大小のミュージアムがあります。いつもの自分の趣味から外れていると思われるところでも、行ってみると不思議と新たな感動を見つけることができます。食わず嫌いにならずに、色々チャレンジしてみなさい、ということでしょうか。
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