信州の旅 その2
二日目、鹿教湯温泉から再び千曲バスに乗り、生島足島神社前で下車。『生島足島神社』は広大な境内に大きな神泉があり、御神橋を渡った神島に、老樹に囲まれた本殿・拝殿が建てられています。東西南北にある鳥居も、本殿も御神橋も、輝くばかりの朱色です。御祭神はその名の通り、「生島大神」「足島大神」をお祀りしています。摂社・末社に諏訪神社、秋葉神社、八幡社など沢山の神々がいらっしゃるようです。季節柄、朝早いのにもかかわらず、七五三参りや神前結婚式で賑やかでした。
神社から徒歩5分ほどにある、下之郷駅から上田電鉄別所線に乗り、塩田平駅へ。塩田平駅から別所温泉まで、毎日数本の「信州の鎌倉シャトルバス」が出ています。全て歩くのは大変ですが、一部このシャトルバスを利用するのがおすすめ。塩田平から前山寺までバスに乗りました。『前山寺』は真言宗智山派のお寺。本堂は茅葺きの屋根をいただいた重厚な木造建築。「未完の完成の塔」と言われる三重塔、二重・三重の層には窓も扉も廻廊・勾欄もないためそう称されるのですが、青空と色づき始めた銀杏に彩られた塔はとても優雅な姿でした。
のどかな田園風景のなか、龍光院、塩野神社、中禅寺まで30~40分、のんびり歩きます。途中にある塩田の館ではおそばやうどん、おやきなどがいただけます。途中で寄った時はちょうどお昼時で観光バスが到着したところで入れなかったのですが、中禅寺まで往復した後には空いていて、手打ちそばを食べました。
塩田平へ戻って、再度別所線で上田に戻り、今回の旅は終了です。
上田鉄道別所線は、上田と別所温泉を約30分で結ぶローカル線。ほとんどが無人駅で、木造のレトロな駅舎が楽しい。電車は2両編成でいろんな車両が人気。木目調の「まるまどりーむ号」とNHK真田丸のまっかなラッピング電車に乗りました。こういう電車に乗ると、気持ちまでゆったりした気分になるから不思議です。
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