金沢へ行く その②~大樋焼

金沢へ行った目的の大樋焼。
金沢は九谷焼が有名ですが、わたしは独特の飴色の大樋焼に興味があり、20年近く前に金沢に行った時に買ったぐい呑みをお気に入りで使っていました。それの縁が欠けてしまって使えなくなってしまったので二代目が欲しいとネットなどでも検索したのですが、やはり現地でないと簡単に買えないことがわかって今回日帰りしたというわけです。

まずは王道の大樋美術館。この美術館には、一代から十一代の大樋長左衛門の代表作品が展示されています。茶の湯の宗家から依頼されて茶道具としての茶碗を作陶したのが始めとされ、加賀藩からの庇護を受けて代々受け継いできました。明治維新の前後は藩からの庇護がなくなり七代で一時期途絶えたのですが、その高弟が後を継いで継承してきたようです。
ギャラリーも併設されていて、作品を購入することも可能ですが、いかんせんお高い。

この大樋美術館の窯元は七代の高弟が継いだのですが、もうひとつ七代の直系の子孫が継いだ窯があり、所謂お家騒動に発展しました。いまだにどちらも自分が本流と主張しているようです。

そして私が買ったのはこれ。七代の直系子孫が継いだ窯元の作品。以前に買ったのもここでした。大樋美術館の窯元が芸術品めいた高価な作品が多い中、こちらの窯元は比較すると私でも買える価格。

そうは言っても20年前は、私にしては高価でホントに思い切って買ったひとつのぐい呑み。今回は大人買い(?)、迷った末に2つとも買ってしまいました!
これで熱燗を飲むのが楽しみです。

猫のひるね~きまぐれ日記~

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